A3! 備忘録

基本的に自分用

SSR【皆木家襲来】皆木  綴

 

 

 

レアリティ

属性

最大レベル

開花0:80

開花1:90

開花2:100

超開花:110

所属

キャラクター名 皆木 綴
カード名 皆木家襲来
主演スキル お兄ちゃんモード
アドリブスキル

皆木家のレシピ

バクステ 真夜中ハプニング
ミニキャラ

開花前

開花後

監督、紹介します。3つ下のしっかりしたのが馨。母親

似っす。5つ下の双子が昇と滑。その下が七男の享で…

 

初期値

1602

1830

1143

 

 

バクステを読む(1/3)

『真夜中ハプニング/1』

 

登場人物

監督(いづみ)

 

 

客席

左京  まったく、酷い雨だな。
十座 ーー明日はゲネプロだってのに。
万里  雷も結構鳴ってんな。
万里 あ、また光った。
太一 ぎゃっ!
万里 なに太一、お前雷怖いの?
太一 ち、違うッスよ! いきなり大きな音がしたから驚いただけ!
万里 とかいって、実は怖いんだろ。
太一 怖くないってば!
いづみ

でも、ほんと雨も雷もすごい音だね。

ちょっとびっくりするかも。

太一

ですよね!?

やっぱり監督先生はわかってくれると思ったッスよ! 

十座 太一の声の方がうるせえ。 

臣さん、こっち向かってるはずですけど

こんな大雨の中、大丈夫すかね? 

万里 あ、噂をすればってやつじゃね?
ごめん、遅れた!
お疲れっす。
いやー、外すげー雨だな。結構濡れた。
いづみ 臣くん、タオルあるよ。
お、ありがとな、カントク。
左京 全員揃ったな。場当たりを始めるぞ。
いづみ

はい。

それじゃあ早速、台本の2ページ目のところから。

万里 うぃーす。

 

舞台

十座、このシーンの立ち位置、

もうちょいセンター寄りでいいと思う。

十座 っす。
左京 ならそれに合わせて、俺と七尾はもう少し後ろに下がるか。
そうですね。そうすると、十座の存在感がはっきりするかと。
監督、照明の方もお願いします。
いづみ わかった。じゃあ照明は十座くんに合わせよう。
っす。
万里

よし、これでこのシーンは良さそうだな。

じゃあ次のシーン行くぞ。臣、入ってくれ。

わかった。
いづみ

(綴くん、演出にもこだわってるし、詳しくなってる。

色々勉強してるんだろうな)

 

客席

よし、これで一通り確認できたか。
太一 そうッスね! お疲れ様ッスー!
万里

うわ、もうこんな時間かよ。

明日は本番だし、とっとと帰って寝た方が良さそーだな。

左京

摂津の言う通りだ。

各々、疲れを残さずに明日に挑めるようにしておけ。

十座 雨も強くなってるみてぇだし、さっさと寮に戻るか。

あ、すんません。俺、もうちょっとだけ残っていいすか。

最終の確認をしたいんで。

いづみ あ、そしたら私も一緒に確認したい。いいですか?
左京

構わないが……舞台に立たないとは言え、お前達も

明日は劇場に来る予定だろう。あまり遅くまでは残るなよ。

了解っす。すぐに確認して戻ります。
   
帰り、気を付けてな。まだ結構雨降ってるから。
いづみ ありがとう。気をつけるね。
万里 んじゃ、お先〜。
太一 お先ッスー!
いづみ それじゃ、さくっと確認しようか。
っす!

 

舞台袖

いづみ

(このパネル、もうちょっとこっちにあった方が

ハケのとき邪魔にならなそうだし、少し動かそう)

いづみ い、意外と重い……。

監督、これ動かすんですか?

俺やりますよ。

いづみ あ、ありがとう。
いづみ (さすが。軽々運んでる)

前にも言ったかもですけど、

遠慮せずにいつでも声かけてくださいね、監督。

いづみ うん、ありがとう。

 

客席

よし! これで完璧!

ありがとうございました!

いづみ

こちらこそ。確認もちゃんと出来て良かったよ。

お疲れ様。

やっぱ初日だし、ミスとかないようにしっかり見ときたくて。

みんなの演技もすごくいい感じに仕上がってますし。

いづみ

そうだね。

でもこれなら明日もーー。

 

客席

いづみ わっ!?
うわっ!?
いづみ もしかして、停電ーー!?
バクステを読む(2/3)

『真夜中ハプニング/2』

 

登場人物

監督(いづみ)

 

 

客席

いづみ もしかして停電……!?

みたいっすね。

えーと、どっかに懐中電灯とかーー。

痛ッ!
いづみ 大丈夫!?
だ、大丈夫っす、なんかにぶつかっちゃって。
いづみ

どうしよう。

ブレーカー見に行きたいけど、真っ暗で何も見えない……。

そもそも、配電盤てどこにあるんすか?
いづみ 確か、楽屋裏にあったと思う。
楽屋裏か……。探せるかな。
いづみ

でも、さっきみたいに躓いて怪我したら危ないし。

ひとまず大人しくしてた方がいいかも。

そうっすね。すぐ復旧するかもしれないし。

とりあえず座りますか。

   
いづみ まだ、雷鳴ってるね。

さっきも太一とちょっと話してましたけど、

監督は雷とか怖くないんですか?

いづみ

うーん。あんまり怖いって思ったことはないけど、

近くに落ちると、びっくりするかも。

はは、確かに。

さっき真っ暗になった瞬間、俺もちょっと焦ったっす。

俺んちは下の弟が結構怖がりで。

夜中に雷が鳴ると、俺の部屋に来て、

一緒に寝てくれって言われてました。

いづみ

うわあ、いいな。可愛い。

甘やかしたくなっちゃうね。

まあ、そっすね……。

男兄弟だし、それじゃダメだなーとは思うんですけど。

いづみ もしかして、寮の方も停電してるのかな。
至さんとか心配じゃないっすか?
いづみ 至さん? なんで?

ほら、ゲームやってる途中で停電しちゃって、

セーブ出来てないとか、通信切れたとか……。

いづみ ああ……あり得る。
でしょ。
いづみ ……それにしても、なかなか復旧しないね。
まさか朝までこのままとか、ないっすよね。
いづみ うーん、なくはなさそう……。
いづみ (あれ……ってことは、朝まで綴くんと2人?)
いづみ っ……!!
うわっ、近くに落ちたっぽいすね。
いづみ (さ、さすがにびっくりした。心臓がドキドキいってる……)
…………。
いづみ 綴くん……?
大丈夫ですよ、監督。
うちの弟も、こうやって抱き締めると、安心してくれるんです。
大丈夫、そばにいるからな、って。
いづみ …………。
いづみ

(頭撫でてくれる綴くんの手、すごくあったかい。

すごく落ち着く……)

いづみ (こうやって撫でられると、何だかうとうとして……)
監督?
いづみ (こんなとこで眠っちゃだめなのに……)

今日も一日疲れたっすよね。

……おやすみ。

 

客席

いづみ ……ん? あれ……朝?
いづみ (何だかいつもと見える景色が違うような……)

 

バクステを読む(3/3)

『真夜中ハプニング/3』

 

登場人物

監督(いづみ)

 

 

客席

いづみ

ここ、劇場……?

なんでこんなところにーー。

すうすう……。
いづみ え!?
いづみ (な、なんで綴くんが!?)
いづみ

(しかもこれって腕枕だよね……?

い、一体何がどうなって……)

いづみ ……あ。
いづみ (そうだ、昨日は劇場が停電になって、そのまま……)
ん……んー……?
あれ、監督……? なんで?
いづみ

ごめん、綴くん!

昨日、そのまま寝ちゃったみたいでーー。

あ、そっか。停電で……。
すいません、俺もそのまま寝ちゃったみたいっすね。
いづみ みんなも心配してるだろうし、早く戻らないとね。
あの、監督……。昨日はすみませんでした。
いづみ え?

その……改めて考えたら、あんな、頭を撫でるなんて……

年上の女性にすることじゃなかったなって思って。

いづみ あ……ううん。全然、謝られるようなことじゃないよ。
いづみ

むしろ、綴くんがそばにいてくれて、安心した。

それなら……良かったです。
いづみ

なんか、弟くんの気持ちが分かった気がする。

綴くんの手、すごく優しくて落ち着いたよ。

いづみ それに私も綴くんの腕、枕にして寝ちゃってたし。
いえ、気にしないでください。

 

寝心地良かった
いづみ でも、綴くんの腕枕、寝心地良かった気がする。
ーーっ。
か、からかわないでくださいよ、監督。
いづみ

あ、ごめんごめん。

けど、実際朝まで一回も起きなかったし……。

それを言うなら、

お、俺も監督の寝顔が見られて役得だったというかーー。

いづみ え?
な、何でもないっす!
今度お礼するね
いづみ ありがとう。今度お礼するね。

お礼なんてそんな、いいですよ。

俺だってその後すぐ寝ちゃったわけですし。

いづみ でもーー。

あ、じゃあ古市さんに

脚本用の予算増やしてくれるようにお願いしてください。

俺が頼んでも、絶対無理なんで……。
いづみ

あ、そういうことなら、任せて。

直談判させて頂きます。

っす! 宜しくっす。

 

いづみ

っていうか、今日ゲネプロだよね。

早く帰らないと、時間が……!

あ、そうだった! 急いで戻りましょう。

 

廊下

いづみ ……みんな、もう起きてるかな?

この時間だし、さすがに寝てるんじゃないんすかね。

とりあえず、このままこっそりーー。

何してんの?
いづみ ひっ!

うわっ! ゆ、幸!?

な、何でお前、こんな朝早くから!

たまたま目が覚めて、喉乾いたから

飲み物取りに来ただけだけど。

つーかアンタらこそ、何してんの?

まさか今帰ってきたわけ?

いや、これはその……。
いづみ えっと、ちょっとアクシデントがあってーー。

……ふーん……。

二人って、そういう関係だったんだ。

は!?

みんなー。

監督と綴が朝帰りしてるよー。

いづみ 待って幸くん! 本当に誤解だから!
幸、頼むからそれだけは……!

 

談話室

一成 ちょちょちょーっ! 二人ともどゆこと!?
はは、またうるさいのが来たぞ。
だから、誤解なんですって……。
左京

まったく。停電でこっちは気にしてたってのに、

舞台で熟睡するやつがあるか。

太一

朝帰りだったんスってねー!

ひゅーひゅー!

シトロン ヒューヒュー!
いづみ だから、そういうのじゃないから! 本当に。
一成 ほんとに!? ねえカントクちゃんほんとに!?
真澄 綴……。
真澄が恐ろしい形相で睨んでくる!いづみ
いづみ 誤解だって言ってるのに……。
万里 はよ〜。
万里 ……あ? 何、なんでこんな盛り上がってんの。
太一

あっ、万チャン聞いてくださいッス!

実は監督先生と綴クンがーー!

だから誤解だって!