レアリティ | |
属性 | |
最大レベル |
開花0:60 開花1:70 開花2:80 |
所属 |
春 |
キャラクター名 | 皆木 綴 |
カード名 | 開花の予感 |
主演スキル | 努力家のタンポポ |
アドリブスキル | 作劇への情熱 |
バクステ | 寝ぼけ眼なお兄ちゃん |
ミニキャラ |
開花前
開花後 |
役者としても劇作家としても、立派に咲きたいなって。 さっき監督と話してたら、不意にそう思ったんすよね。 |
初期値
1300 | |
927 | |
1483 |
バクステを読む(1/2)
『寝ぼけ眼なお兄ちゃん/1』
登場人物
監督(いづみ)
談話室
幸 | ごちそうさま。 |
臣 | もういいのか? サラダまだあるぞ。 |
幸 | 大丈夫。結構食べたし。 |
臣 |
そうか。 監督は? コーヒーおかわり淹れるぞ。 |
いづみ | うん、じゃあいただこうかな。 |
真澄 | ……おはよ。 |
いづみ | 真澄くん、おはよう。 |
真澄 |
休みの日なのに朝一でアンタに会えるとか、 今日は運がいい。 |
幸 | 出たよ、朝からサイコストーカー発言。 |
いづみ |
みんな朝ごはんのタイミング、バラバラだもんね。 休日は特に。 |
臣 |
はは、確かに今日は日曜だし、 学生組がみんな起きてくるの遅いな。 |
幸 | まあ、休日くらい寝坊したいって気持ちはわかるけどさ。 |
いづみ |
でも幸くんは起きてきてるね。 どこか出かけるの? |
幸 |
まあね。次の衣装用のレースとボタンを買い足したいんだよ。 というわけで、出かけてくるから。 |
いづみ | いってらっしゃい。 |
臣 | 気をつけてな。 |
万里 | うぃーす……。 |
万里 | ふぁ……ねむ……。 |
臣 |
万里、おはよう。 遅いお目覚めだな。 |
万里 |
そーでもないっしょ。至さんとか、朝まで ゲームしてたみたいだから、まだ寝てるだろーし。 |
臣 | 至さんは基本、休日の午前中は見かけないよな。 |
臣 |
……ん? でもそういえば、今日はまだ綴も見てないような。 |
いづみ |
そういえば私も見てない。 おかしいな、今日はこれから打ち合わせの予定なのに。 |
臣 | あいつは普段、そんなに寝坊する方じゃないんだけどなぁ。 |
左京 |
監督さんと皆木はいるか。 打ち合わせを始めるぞ。 |
いづみ |
あ、左京さん。 それが、綴くんがまだ来てなくて。 |
左京 | なんだと? |
左京 |
今日は脚本内容の打ち合わせをすると、 あいつにも言ってあるはずだが。 |
いづみ | 真澄くん、綴くんってまだ寝てた? |
真澄 | 死んだように寝てたけど。 |
臣 | 何かあったのか? |
真澄 | 何か夜もずっと起きてたっぽいし。 |
真澄 | 明け方に『できたー!』って叫んでて、起こされた。 |
いづみ | ああ、そっか! 今日、脚本の締め切りだから。 |
臣 |
なるほど。 それじゃ、まだ寝てんのも無理ないな。 |
万里 |
あの人、脚本書き終わった後って、 いつもぶっ倒れて寝っぱなしになるよな。 |
いづみ |
うーん。 疲れてるだろうし、まだ寝かせてあげたいけど……。 |
左京 |
関係ない。予定は前から伝えてあったんだ。 さっさと起こしてこい。 |
臣 | 容赦ないっすね。 |
万里 | 左京さんの鬼。 |
左京 | 何とでも言え。 |
左京 |
とにかく予定通りに打ち合わせをする。 俺の予定を崩してもらっちゃ困るからな。 |
いづみ | (仕方ない、可哀想だけど起こしに行こう) |
中庭
いづみ |
綴くん? 起きてる? ……入るよ? |
102号室
いづみ | 綴くん? |
綴 | …………。 |
いづみ | やっぱり、まだ寝てる……。 |
いづみ |
(気持ちよさそうに寝てるところ忍びないけど、 ここは心を鬼にして……) |
いづみ | 綴くん、起きて。 |
いづみ |
綴くん、おーい、綴くーん。 今日、打ち合わせだよ。 |
綴 | む……うぅーん……。 |
いづみ | (だめだ、全然起きる気配がない) |
いづみ | 起きないと左京さんに怒ろれるよー。 |
綴 | むにゃ……。ぐー……。 |
いづみ |
(……これはもう、強硬手段だ。 布団を剥いで起こすしかないな) |
いづみ | よし。せーのっ……。 |
綴 | ……ん……。 |
いづみ | えっ? |
綴 | こら、ダメだろ……。 |
いづみ | ……!? |
バクステを読む(2/2)
『寝ぼけ眼なお兄ちゃん/2』
登場人物
監督(いづみ)
102号室
いづみ | ……!? |
いづみ | (手、掴まれた……!) |
綴 | こら……ダメだろ……。 |
いづみ | えっ? 綴くん? |
綴 | んん……。 |
いづみ | (口調も声の雰囲気もいつもと違う) |
綴 |
にーちゃん疲れてるんだから…… もう少し寝かせろ……。 |
いづみ | ……! |
いづみ |
(なるほど。寝ぼけて弟くんと間違えてるんだ。 それなら……) |
いづみ |
……。 おにーちゃん!! 起きて!!! |
綴 | !?!? |
綴 | な、なん……。 |
綴 | って、か、監督!? |
いづみ | おはよう。 |
綴 | お、おはよう、ございます? |
いづみ | 疲れてるとこ悪いけど、打ち合わせだよ、綴お兄ちゃん。 |
綴 | あ。うわ……。 |
綴 | うわー、恥ずかしい……完全に寝ぼけてました……。 |
いい夢でも見てたの?
いづみ | いい夢でも見てたの? |
綴 |
いや、もうめちゃくちゃ熟睡してたんで、 夢とか覚えてないっすけど……。 |
綴 |
あ、でもぼんやりと、俺を呼ぶ監督の声が 聞こえたような気がします。 |
いづみ | えっ、私? |
綴 |
その声聞いてると、何だかあったかくて、 すげーいい気持ちでーー。 |
綴 | って、すみません! 俺、まだ寝ぼけてますね。 |
おにーちゃん、目が覚めた?
いづみ | おにーちゃん、目が覚めた? |
綴 | あー、ははは……。 |
綴 | 覚めたよ、起こしてくれてありがとな、いづみ。 |
いづみ | え!? |
綴 | なんて……いや、すんません。 |
綴 | 俺、まだ寝ぼけてるのかも。 |
いづみ | う、ううん。 |
いづみ | (ちょっとドキッとしてしまった……) |
綴 | いや、それにしてもよく寝ました……。 |
いづみ |
爆睡だったね。 まさか弟くんに間違われるとは思わなかったよ。 |
綴 |
ほんと、すみません。 いつもの調子で、つい。 |
いづみ | 全然、気にしないで。 |
いづみ |
綴くんがいいお兄ちゃんだったっていうのも、 改めてわかったし。 |
綴 | ……! |
綴 | いえ……そんなこと、ないです。 |
いづみ | ? |
いづみ | (綴くん……?) |
左京 | おい。 |
いづみ |
わっ! 左京さん、いつの間に。 |
左京 | やっと起きたか。 |
左京 | 一体いつまで待たせる気だ。 |
綴 |
え? あっ、そうだ、打ち合わせ! |
綴 | すんませんっ! |
左京 |
速攻で支度しろ。 これ以上遅れたら脚本用の資料の予算削るぞ。 |
綴 |
え! そりゃねーっすよ! |
左京 |
全く、スケジュールをちゃんと組まないから こういうことになるんだ。 |
いづみ |
まぁまぁ、左京さん。 脚本も締切に間に合ったので。 |
真澄 |
……監督が、俺の部屋に……。 やっと俺と同室で暮らす気になったの。 |
いづみ |
違います。 綴くんを起こしに来ただけだから。 |
真澄 |
ずるい……俺もアンタに起こされたい。 今から寝るから、起こして。それか添い寝でもいい。 |
いづみ | しません。 |
左京 | お望みなら俺がベッドから蹴り落として起こしてやるぞ。 |
真澄 | 絶対いやだ。 |
左京 | 皆木! 支度はまだか! |
綴 | 今行きます! |
談話室
綴 | はよっす。 |
万里 |
おー、監督ちゃんお疲れ。 やっと起きたんかよ、綴。 |
左京 |
さっき起きたばかりのお前が言うな。 |
いづみ |
綴くんのことは私は起こしたというか、 実質左京さんが起こしてくれたというか。 |
万里 | つーかスゲー寝癖。 |
綴 |
いや、左京さんに支度急かされて、 もうそれどころじゃなくって……。 |
左京 | 寝癖があろうが打ち合わせはできる。 |
万里 | マジで鬼だわ。 |
綴 |
あの、すみません。何か食べながらでもいいっすか? 昨日の昼から食べてなくて……。 |
臣 |
そういうかと思って、ほら。コーヒーとハムサンド。 これなら打ち合わせしながらでも食べられるだろ。 |
綴 |
うわー、伏見さんありがとうございます! ほんとありがたいっす。 |
臣 |
いいって。 綴にはいい台本書いてもらわないとな。 |
綴 | 頑張るっす。 |
いづみ | それじゃ、打ち合わせ始めようか。 |
綴 | よろしくお願いします! |