A3! 備忘録

基本的に自分用

SR【開花の予感】碓氷 真澄

 

 

 

レアリティ

属性

最大レベル

開花0:60

開花1:70

開花2:80

所属

キャラクター名 碓氷 真澄
カード名 開花の予感
主演スキル 恋患うすみれ
アドリブスキル 殺陣のセンス
バクステ MANKAI寮、心霊騒動
ミニキャラ

開花前

 

開花後

稽古中も普段も、俺のことだけ見てて。

絶対いつか、アンタの願い通りに咲いて見せるから

 

初期値

927

1483

1300

 

 

バクステを読む(1/2)

『MANKAI寮、心霊騒動/1』

 

登場人物

監督(いづみ)

 

 

談話室

太一 見た!! 俺っち、絶対みたんスよ!!
はいはい。
十座 くだらねぇ。
一成

たいっちゃんさすが!

面白いわー!

太一 面白いとかじゃなくて、マジッスから!! ほんとに!!
真澄 うるさい。眠いんだから静かにしろ。
いづみ ん? 何があったの?
太一 あっ、監督せんせー! 聞いてくださいッス!
いづみ そうしたの? そんな必死な形相で。
太一 俺っち……昨日の夜、幽霊を見ちゃったんス。
いづみ

…………。

……はい?

太一

はい? じゃなくて。マジなんスよ!

昨日、俺っち喉乾いて、飲み物取りに行こうとしたッス。

太一 そしたら暗闇のキッチンで、ゆらゆら揺れる影が……!
一成

はーいはい、わかったって〜。

っていうかたいっちゃん、すごい演技力じゃね?

一成 顔とか青ざめちゃって、すっげーリアル!
太一 演技じゃないし、ガチッスから!
いづみ

(うーん……にわかには信じがたいけど、

この太一くんの様子は嘘をついてる感じじゃなさそう)

けど、そういえば確か最近、

夜中にカタカタ音が聞こえてくるんだよな。

それと関係があるかはわかんないけどさ。
一成

え〜、そんな音してる?

オレ、聞いたことないよ?

真澄

気のせい……。

あんたら揃って寝ぼけてるんだろ。

太一はともかく、俺は寝ぼけてねぇよ。

何度も聞いてんだから。

太一

俺っちだって寝ぼけてないッスよ!

なんでー! なんで誰も信じてくんないんスかー!!

十座 おい、暴れんじゃねえ。
いづみ

いや、太一くんを疑ってるとかじゃないよ。

でも幽霊って言われても、ピンとこないというか……。

一成 あっ、じゃあじゃあ、みんなで確かめたらよくない!?
一成

そんで写メってインステ投稿したら、

1000ええなくらいゲット出来ちゃうかも!

まじすか。
十座 俺はパスだ。
真澄

すぅ……。

太一

ううう、ほんとは嫌ッスけど、男・七尾太一、

寝ぼけてるとか言われたままじゃいられないッス!

太一 覚悟決めて行くッスよ!
一成 オッケ! 尊者今夜、幽霊捜索作戦決行〜!

幽霊の正体見たり枯れ尾花ってことに

ならなきゃいいけどな……。

いづみ うーん……。

・幽霊の正体見たり枯れ尾花

 幽霊と思って恐る恐る見ていたものが、実は枯れたススキだったというたとえ

 物事を怖々眺めていると、実際とはかけ離れたとんでもないものに見えてしまうという意味

 

談話室

いづみ

……で。

そうして、私まで捜索隊の一員になってるの。

一成 カタイこと言わない言わない。
太一 そうッスよ! 監督先生も幽霊、気になるでしょ!?
いづみ

うーん。

気になるか気にならないかで言ったら、気になるかな……。

一成

だいじょーぶ! もし何かあっても、

カントクちゃんのことはオレがばっちり守るかな!

太一 おおっ、カズくんかっけー!
いづみ

(もし幽霊だったとして、

こんなに騒がしくしてて現れるのかな……)

 

キッチン

一成

よし、じゃあそーっとキッチンの様子見てみよ。

あ、カントクちゃん怖い? だいじょぶ? 手つなぐ?

いづみ 大丈夫、お構いなく。
一成

え〜つれない〜。

でもそんなクールなカントクちゃんもイイねっ!

いづみ はいはい。
太一

う……。

ど、どうしよ、またあの幽霊がいたら……!

一成

何言ってんの、その幽霊を探しに来たんじゃん?

幽霊がいたらむしろラッキーくらいにーー。

一成 ……ん?
??? ………………。
いづみ !?
一成 え! あれって……!
太一 ひいぃ〜っ! 影が揺れてる……!
いづみ (まさか、本当に幽霊……!?)
バクステを読む(2/2)

『MANKAI寮、心霊騒動/2』

 

登場人物

監督(いづみ)

 

 

キッチン

いづみ !?
太一 ホラァ〜! やっぱり幽霊ッスよ……!
一成 やばたん! これマジモンじゃね!? 写メ写メ!
太一

グツグツ音がしてるッス……。

何かの儀式ッスかね!?

いづみ (……ん? 何だか、いい香りがしてきた)
いづみ

この香り……。

っていうか、あれって幽霊じゃなくてーー。

一成 あっ、カントクちゃん!?
太一 監督先生! 1人で向かうなんて無茶ッスよー!

 

キッチン

 

真澄 !!
いづみ やっぱり、真澄くん!
真澄 監督……。
太一 えええっ!? ま、真澄クン!?
一成

なんだぁ〜、幽霊の正体ってまっすーだったのー!?

あーマジびびった〜。

真澄 何でアンタ、こんな時間に……。
いづみ

これはこっちの質問だよ。

なんでこんな時間に、真っ暗なキッチンにーー。

いづみ って、その鍋……カレー?
真澄

…………。

練習してた。

いづみ 練習って……料理の練習をしてたの?
真澄

アンタ、カレー好きだから。

……喜んでほしくて。

 

秘密の特訓ってこと?
いづみ 秘密の特訓をしてた、ってこと?
真澄

……まあ。

……そんな感じ。

一成 マジで! 幽霊っつーか、純愛物語?
太一 よ、予想外すぎる展開だったッス……!
一成

てかてか、まっすーずるない?

自分ばっか特訓するとか! 抜け駆け禁止!!

真澄 うるさい。外野は黙ってろ。
驚いたけど、嬉しい
いづみ

私のために練習してくれたなんて、

驚いたけど、嬉しいよ。

真澄 ……でも、まだ練習途中だし。
いづみ

でもすごくいい匂いがしてるよ。

これ、市販のルーの香りじゃないよね。

真澄

アンタ、本格派だから。

ネット見て、スパイスとか調べた。

いづみ わざわざ調べてくれたんだ。
太一 真澄クン、スッゲー努力家ッスね。
一成

う〜ん、さすがまっすー。

妥協しないとこ、マジリスペクトだわ……。

 

いづみ

ありがとう、真澄くん。

これ、食べてみてもいい?

真澄 だめ。
いづみ え、でも……。
真澄

まだアンタの足元にも及ばないから、食べさせられない。

アンタには、美味しく出来たやつだけ食べさせたい。

真澄

まだまだ練習して、絶対毎日食べたいって

思ってもらえるように頑張るから……。

真澄 だから、満足いく出来になったら食べてほしい。
いづみ わかった。楽しみにしてるね。
真澄 ……うん。
一成

はー。しかしまさか幽霊の正体がまっすーだったとはね〜。

誰〜、ゆ、幽霊見たッス、とか言ったのは!

太一

うっ……。だ、だって!

こんな夜中にカレー作ってるなんて、普通思わないッスよ!?

いづみ

……あ、そっか! じゃあ綴くんが聞いた

物音っていうのも、真澄くんが部屋を出る音だったんだ。

太一

真澄クンも、俺っちがお化けの話してたとき

言ってくれればいいのにー!

真澄

別に、誰にも言うつもりなかったし。

お前が勘違いする分にはいいかと思って。

太一

全然良くないッスー!

俺っちがどんだけ驚いたと思ってるんスか!!

真澄

俺はカレー作ってただけ。

お前が勝手に驚いたんだろ。

太一 わーん!!
いづみ

暗闇の中で真澄くんが黙々とカレー作ってるっていうのも、

それはそれでびっくりしたけどね。

一成 ところで、さっきからこのカレーめっちゃいい匂いすんね!?
一成

ね、ね、カントクちゃんがダメなら、

オレ達がおいしく食べちゃっていい?

太一

いいッスね!

俺っちも、ホッとしたらお腹減ってきたッス!

真澄

断る。

アンタらに食べさせるカレーはない。

一成

いいじゃーん、食べさせてよ〜!

オレ達が専属味見係になってあげるってー!

真澄 そんな係はいらない。
太一 隙ありッ!
真澄 させるか……!
いづみ

夜中なんだから、もう少し静かに。

目を覚ました左京さんや幸くんに怒られるかもよ。

一成 …………。
真澄 …………。
太一 幽霊より、そっちのが怖いッス……。

真澄くんのカレー