レアリティ | |
属性 | |
最大レベル |
開花0:80 開花1:90 開花2:100 超開花:110 |
所属 |
春 |
キャラクター名 | 佐久間 咲也 |
カード名 | 河原の秘密特訓 |
主演スキル | いつか、胸を張れる自分で |
アドリブスキル |
ショーは終わらない |
バクステ | 涙の勘違い |
ミニキャラ |
開花前
開花後 |
台詞覚えが良くないので、覚えるまで何度も読みます… そうしているうちに、お話がどんどん好きになるんです! |
初期値
1525 | |
1921 | |
1129 |
バクステを読む(1/3)
『涙の勘違い/1』
登場人物
監督(いづみ)
駅
いづみ | お疲れ様です! |
他劇団の団員 |
お疲れ様〜。 いづみさん、連日手伝いありがとうね。助かるよ。 |
いづみ |
いえ、こちらこそ。 色々勉強させていただいてますから。 |
他劇団の団員 | 次もよろしくね。 |
いづみ | はい、よろしくお願いします。 |
いづみ |
(今日の公演手伝いは終わり、と。 この後は夕食の支度と打ち合わせ、その後劇団稽古か) |
いづみ |
(明日も他の劇団の手伝いが入ってるし、夕方から 別の打ち合わせもあるんだっけ) |
いづみ | ……ちょっと予定詰めすぎかな。 |
談話室
いづみ | ただいま。 |
咲也 | カントク、おかえりなさい! |
臣 | おかえり、カントク。 |
誉 | やあ、おかえり。 |
いづみ | ……何かいい匂いがする。 |
咲也 | はい! 臣さんが、お菓子を作ってくれてるんです! |
臣 | アーモンドとチョコレートのロッククッキーだ。 |
臣 | 冷たいのが良ければ、ゼリーもあるぞ。 |
誉 | フルーツ達の浮かぶゼリー……。 |
誉 | そう、まさにジェリーインジェリー、といったところか。 |
咲也 | カントクは、他の劇団の助っ人に行ってたんですよね。 |
咲也 | お疲れさまです! |
いづみ | うん。ありがとう、咲也くん。 |
咲也 | ……カントク、何だか疲れてますか? |
いづみ |
あ、ううん。 帰ってきて、ちょっと力が抜けただけ。 |
咲也 | でも……いつもより顔色が悪い気がします。 |
いづみ |
大丈夫だよ。 この後左京さんとも予算について相談しないとだし。 |
咲也 |
カントク、最近働き詰めじゃないですか? 無理せず少し休んだ方が……。 |
誉 | 適度な休息をとることはとても大切だとワタシも思うよ。 |
臣 |
そうだな。 頑張りすぎて身体を壊したら、元も子もないだろ。 |
いづみ |
平気平気。昔から稽古とか舞台の手伝いしてるし、 身体も丈夫な方だしーー。 |
左京 | 駄目だ。 |
いづみ | え? |
左京 | 佐久間の言う通りだ。今疲労で倒れられても困る。 |
左京 | 打ち合わせは明日に延期だ。 |
いづみ | 左京さん……。 |
左京 |
団員達の長巣をきちんと把握しておくことも監督の仕事の内だ。 もちろん、団員の中にはお前自身も含まれる。 |
いづみ | でもーー。 |
左京 | 頑固な奴だな。俺は休めと言っているんだ。 |
臣 | 食事当番は俺が代わるよ。明日も予定、あるんだろ? |
臣 | 今日くらいゆっくり休んでくれ。 |
いづみ |
みんな……。 ありがとう、じゃあお言葉に甘えて、そうしようかな。 |
咲也 |
オレも手伝えることがあったら何でもしますから、 遠慮なく言ってくださいね! |
臣 |
お、丁度クッキーが焼けたぞ。 持ってくるから待ってろ。 |
咲也 | わぁ、やった! |
誉 | 焼き立てが食べられるとは、ここに居合わせた者の特権だな。 |
誉 | 共に楽しむ、ナッツのフレーバー。 |
臣 | 焼き立ては別格っすから、よかったら左京さんも食べてください。 |
左京 | ……それじゃあ、1つ貰うか。 |
咲也 | うわあ、すっごくおいしそうです! |
臣 | お茶も入れたからな。 |
いづみ | ありがとう、臣くん。いただきます。 |
咲也 | いただきまーす! |
咲也 | もぐもぐ……おいしい……! |
誉 |
うん、この香ばしさと歯触りは、ワタシの詩興を 実に掻き立てる……! |
いづみ | うん、すっごくおいしい! さすが臣くん。 |
臣 |
良かった。 甘いものは疲れにもいいって言うし、いっぱい食べてくれ。 |
咲也 |
臣さんのおいしいクッキーで、元気を補充! ですよ、カントク! |
バクステを読む(2/3)
『涙の勘違い/2』
登場人物
監督(いづみ)
談話室
三角 | ごちそーさまでしたっ。 |
いづみ |
臣くん、ごちそうさま。 食事当番も代わってくれてありがとう。 |
臣 |
おう。 気にしないで、ゆっくり休めよ。 |
咲也 | あ、オレも片付け手伝います! |
東 | カントク、具合でも悪いの? 大丈夫? |
いづみ | いえ、そうじゃないんですけどーー。 |
臣 |
カントクが最近忙しいみたいだから、 今日は休んでもらおうと思って。 |
一成 | なるピコ〜、そういうことねん。 |
三角 | カントクさん、いつもおつかれさま! |
東 | 疲れときはきちんと休まないといけないよ。 |
東 | そうだ、ボクが添い寝してあげようか。 |
一成 | ちょーっと待った! |
一成 | カントクちゃんの添い寝ならオレがーー! |
いづみ | どっちも遠慮します。 |
一成 | 相変わらず冷たい! |
東 | おやおや、残念だね。 |
三角 | 元気出るように、さんかくあげる! |
いづみ | 確かに、さんかくだけど……なんだろう、これ。 |
東 | 三角形の形をしたアロマみたいだね。 |
三角 |
うん! これ、すっごくいい匂い〜! カントクさんも元気百倍! |
いづみ | わあ、ありがとう! あとで試してみるね。 |
一成 | いいじゃん、いいじゃん! |
一成 |
すみー、ガラクタのサンカクしか 持ってないのかと思ってたよん。 |
三角 | さんかく、さんかく〜! |
咲也 | 本当だ、すごくいい香りですね! |
臣 | ほら、そろそろカントクを解放してやってくれ。 |
臣 | 疲れてるんだし。 |
咲也 | あ、すみません! |
咲也 | カントク、ゆっくり休んで下さいね。 |
いづみ | ううん! みんな、ありがとう。 |
東 |
せっかくだし、のんびりするといいよ。 |
監督の部屋
いづみ |
(とは言ったものの、寝るには時間が早すぎる…… でも、やることもないし落ち着かないな) |
いづみ |
せっかく気を遣ってもらってるのに、 仕事するのも悪いし……。 |
いづみ |
(あ、そういえば。録画して、 ずっと見てなかった番組があったはず) |
いづみ | ……少しだけなら見てもいいよね。 |
ナレーション |
『4才のゆうたくんが、初めてのおつかいにチャレンジ! 1人でお買い物、出来るでしょうか?』 |
いづみ |
(あ、この子何だか少し、椋くんに似てるかも。 泣きそうになりながら頑張ってる顔とか) |
いづみ |
(こっちの子は咲也くんに似てる気がするな。 目が大きくて、元気いっぱいだし) |
ナレーション |
『お母さんが恋しくなってしまった楓くん。 でも転んでも泣かずに頑張ります!』 |
いづみ | うんうん……! 頑張れ……! |
いづみ |
うう……ぐすっ。 子供の健気な姿に思わず涙してしまった……。 |
いづみ |
純粋で真っ直ぐな気持ちって、本当に感動する。 ……それにしてもまさか、こんなに泣くなんて……ぐすん。 |
いづみ |
もうなくなっちゃった。 |
いづみ | ストックってどこかにあったっけ。 |
談話室
いづみ | えーと、確かこの辺りにーー。 |
??? | ……カントク? |
バクステを読む(3/3)
『涙の勘違い/3』
登場人物
監督(いづみ)
談話室
咲也 | ……カントク? |
いづみ | 咲也くん? こんな時間にどうしたの? |
咲也 | 自主稽古してたんです。 |
咲也 |
カントクこそ、どうしたんですか? 今日はもう休んだはずじゃーー。 |
咲也 | ーー! |
咲也 |
カントク、目が……。 もしかして、泣いてるんですか? |
いづみ | え……。 |
いづみ | (そうだ、私泣いてたんだった……!) |
咲也 | 何か、あったんですか? |
いづみ | え、えっと……。 |
いづみ |
(まさかテレビを見て泣いてたなんて言いづらいし…… よし、ここは誤魔化そう) |
いづみ | 何でもないよ。これは、そのーー。 |
咲也 | …………。 |
いづみ | 咲也くん? |
いづみ | (……か、顔が近い) |
咲也 | カントク……泣かないでください。 |
咲也 |
オレ、臣さんみたいにおいしいお菓子や料理も作れませんし、 左京さんみたいに、頭がいいわけでもないです。 |
咲也 | ーーそれでも、カントクの力になりたいんです。 |
咲也 | オレじゃ、便りないですか? |
いつも頼りにしてるよ
いづみ | そ、そんなことない! |
いづみ |
咲也くんは春組のリーダーとしいていつも頑張ってくれてるし、 私、すごく頼りにしてる。 |
いづみ | でも、あのーー。 |
咲也 | オレ、もっともっとカントクの役に立ちたいです! |
咲也 | カントクが悲しんでる時に何もできないのは嫌なんです。 |
咲也 | だからーー。 |
いづみ | 咲也くん、本当にごめん! そうじゃなくてーー。 |
ますます言いづらく……
いづみ | (どうしよう、ますます言いづらい……) |
咲也 | やっぱり、オレじゃ力不足でしょうか。 |
咲也 |
でも! きっといつか、監督に頼りになるって 思ってもらえるよう、頑張りますから! |
咲也 | だから、1人で抱え込まないでください! |
咲也 | オレ、もっともっと大人になって、カントクのことーー。 |
いづみ |
ち、違うの! 咲也くん、そうじゃなくてーー! |
咲也 | ……カントク? |
いづみ | その、実はーー。 |
咲也 | テレビ番組を観て感動して、泣いてたんですか!? |
いづみ | うん……。 |
咲也 |
す、すみませんっ! オレ、勘違いしてーー! |
いづみ |
ううん! 私の方こそ、ごめんね。 テレビ観て泣いたなんて、言いづらくて。 |
咲也 |
そんな、カントクは悪くないです! オレが1人で勝手に早とちりしてしまって……。 |
いづみ |
でも、あんな風に言ってくれて、嬉しかった。 いつのも咲也くんじゃないみたいで、かっこよかったよ。 |
咲也 | えっ!? |
いづみ |
さっきも言ったけど、私、咲也くんのこと頼りにしてるんだ。 だから、今度何かあったら相談してもいいかな? |
咲也 | ーーも、もちろんです! |
咲也 | 何かあったら、すぐに言ってくださいね! |
咲也 | オレ、カントクの力になってみせますからっ! |
いづみ |
ありがとう。 咲也くんも何かあったら相談してね。 |
咲也 | はいっ! |
咲也 | あ、あと、今日はちゃんと寝てくださいね! |
咲也 |
もし眠れないんだったら、 オレ、カントクが眠るまで添い寝しますけどーー。 |
いづみ | え!? だ、大丈夫だから! |
咲也 | そうですか? |
咲也 | もし寝れなかったら、いつでも言ってくださいね。 |
いづみ | う、うん。ありがとう。 |
いづみ | (咲也くん、東さんに毒されてしまっている気がする……) |